2019年11月03日

11月2日の原子力艦の横須賀寄港1000回に対するコメント

11月2日の原子力艦の横須賀寄港1000回に対するコメント

 原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会共同代表 
弁護士 呉 東  正 彦

 11月2日、原子力空母R・レーガンが米海軍横須賀基地に入港し、これによって原子力艦の横須賀基地寄港は1966年の原潜の初寄港以来、1000回を迎えた。

 この間、米海軍の原子力艦については、特に近年にも、

  • 2005年の原潜サンフランシスコの海底火山との衝突事故。
  • 2006年の原潜ヒューストンの日本国内3ケ所の寄港期間を含む放射能漏れ、
  • 2008年の原子力空母Gワシントンの大規模火災事故。
  • 2012年の原潜マイアミの造船所修理中の修理工の放火による大規模火災と喪失
  • 2016年の戦略原潜の、ワシントン州沖での軍用輸送船との衝突事故。
  • 2018年のヘリ・シーホークの原子力空母Rレーガン甲板上への墜落事故。
  • 2018年の原子力空母Rレーガンの原子炉担当者14名が麻薬所持で処分された事件が発生している。

 問題の根源は、原発や、本国内の造船所での原子炉修理時等に、原子炉トラブルや放射能漏れが多数報告されているのに、米国は1回目から1000回目まで原子力艦の原子炉の運転にかかる記録を全く日本政府に提供しないという完全な秘密主義を貫き、日本政府もそれを是認してしまってきた点にある。この点、英国は同じようなシステムの原潜を運用しながら、いかなるトラブルについても国民に情報公開している点と対照的である。

 さらに、原子力艦寄港開始に際しての日米合意であるエード・メモワールでさえ、2008年に原子力空母が横須賀を母港として以来、禁止されていた原子炉の修理が行われ、放射性廃棄物が搬出される等して、周辺市民の安全に危険にさらしながら、破られつづけている。

 また、原潜の寄港についてもエード・メモワールで24時間前に情報提供、公表される合意であるのに、2001年以来今日まで事前公表されない状態が続いており、これについては日本政府とともに寄港自治体の責任も重大である。

 以上のとおり、この53年1000回の寄港の歴史は、日本の中枢部に、原子炉事故が起これば壊滅的な被害をもたらす原子炉が、全く運転情報の提供とチェックなしに入出港を継続されることにより、首都圏3000万人の住民の安全と、日本の主権が、日米政府によって犠牲にされ続けた53年であり、この異常事態が繰り返されてきたことに対して心から抗議する。

 私達は、首都圏3000万人の住民の安全を、原子力艦船の原子炉事故から守るために日米両政府に対して、
  1. 全ての寄港原子力艦船についてのトラブル、事故を含む原子炉運転情報の公開
  2. それが保障されない状態での、原子力艦船のこれ以上の寄港の中止
  3. 寄港についての合意違反である原子力空母原子炉定期修理と放射性廃棄物搬出の中止
  4. 原潜寄港についての事前提供情報公表制限の即時解除
を強く求める。

 また住民の安全を守べき横須賀市、神奈川県に対しては、
上記1ー3を、日米両政府に対して強く求めること、とともに、
自ら事前情報提供を受けている4については、独自の判断で公表すること、
を強く求めるものである。



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2019年09月28日

ベルクよこすかの貸室減少に係る出前トークにご参加下さい!

191015ベルク横須賀_出前トーク.jpg

9月4日(火)にベルクよこすかで、・ベルクよこすかの貸室を3割減少させることと
 ・改修工事のため、2020年8月から2021年2月まで全館貸室閉鎖となる可能性につき貸室変更案の説明会がありました。

これは以下のとおり、中央こども園を、市役所裏にある現横須賀市職員厚生会館に設置するため、職員厚生会館の機能を、ベルクよこすかに移転させ、そのためにベルクの4階貸室全部と3階の第7会議室、第3研修室をつぶして、そこに移転させ、3階と5階で会議室を増やして補うが、それでも貸室面積は3割減となる、その改修工事のため、2020年8月から2021年2月までの半年間、変更対象会議室が使用できないだけでなく、全館貸室閉鎖の可能性もある、というものです。

 しかし、参加者からは、唐突すぎる乱暴な内容で、利用者の声が聞かれておらず、何とかよりましなものにならないのかという様々な意見が相次ぎました。

これに対する意見募集は9月20日まで行われましたが、意見数は6件のみで、利用者の十分な意見が聞かれたとはいえません。そして予算の関係で、担当課は今年末までにはそのレイアウトを確定するそうです。まさに新しくできたFM戦略プランの市民の意見を十分に聞くという内容の真価が問われる最初のケースとなりそうです。

そこでヨコスカをよくする会ではこのベルクよこすか貸室減少、改修閉鎖問題について出前トークの形で、担当の経済企画課、人事課、保育課の職員を呼んで、もう一度計画の説明を聞いた上で、参加者に自由に発言してもらい、それを計画改善にいかしてもらうという会合を、10月15日(火)午後6時半より8時すぎまで、ベルクよこすか3階第3研修室が開催することとなりました。使えなくなってから困らないよう、関心の有る方はどなたでもご参加下さい!

191015ベルク横須賀_出前トーク.pdf
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2019年09月01日

林横浜市長のカジノ誘致計画に反対する。

 8月22日に林横浜市長が表明したカジノ誘致計画に、弁護士の立場から強く反対します。

私は、かつて1夜にラスベガスで数千万円負けて、家族に肩代わりさせ、その家族を長年にわたって不幸な立場に陥らせたという悲劇等も見てきました。
 私の法律事務所には、ギャンブル依存症が原因で多額の借金を負って、何回債務整理をしても、繰り返すという、非常に解決の困難な相談、事件も多数あります。
 ギャンブルやカジノの怖いのは、負けるからではなく、むしろ一時的に勝つことによってその快感が忘れられなくなり、自分が制御できなくなって、はまりこんでしまうことにあるでしょう。
 まさに、人間の理性を破壊するものであり、家族までも巻き込んで、不幸にしていくものだからです。だから、日本国は刑法で賭博を、犯罪として禁止しているのです。
 林市長、もしあなたの家族にギャンブル依存症の人がいたら、それでもあなたは横浜にカジノを誘致するのですか?
 このように、カジノは、特に将来のある若者も含めて恒常的に多数の被害者を生み出すだけでなく、犯罪の温床、暴力団や国際的マフィアの活動場所ともなり、横浜の周辺治安は悪化するだけでなく、今まで住んでみたい街の上位にいた、街の品格を大いに傷つけるでしょう。
またカジノを運営する海外の企業に、日本人の富が吸い上げられ、流出していくでしょう。

まさに、この問題は、横浜の将来がかかっており、そして私の住む横須賀にも密接な影響があります。しかし、それを決めるのは横浜市民自身です。私は、これまでに、この住みたい街としての横浜のイメージを、長年に渡って横浜市とともに作ってきた、横浜市民の民主主義の力を信じたいと、思います。
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