2016年04月29日

4月28日の原子力空母ロナルド・レーガンよりの放射性廃棄物搬出に抗議するコメント

★DSCF1552(コンテナ搬出1604280919).jpg★DSCF1543(コンテナ搬出&抗議行動1604280917).jpg★DSCF1598(武装米軍ボート・後方に貨物船).jpg

1、4月28日米海軍横須賀基地で原子力空母ロナルド・レーガンの原子炉定期修理によって発生した低レベルの放射性廃棄物を、12号バースの原子力空母からクレーンで13号バース停泊の輸送船コースタル・ベンチャーに搬出する作業が強行され、同船は米ワシントン州のピュージェットサウンド海軍造船所へ向けて出航したが、危険な、しかも日米合意違反の作業が強行されたことに、横須賀市民の安全や不安を無視したものとして、強く怒りを覚え、米海軍に抗議する。

2、原子力空母の原子炉プラントの修理作業は、放射性廃棄物を発生させ、放射能漏れや作業員の被曝事故のおそれのある大変危険な作業で、米本国の海軍造船所では、そのような事態が多数発生している。そして、1964年の日米間の合意事項であるエード・メモワールによって、横須賀基地での原子力艦の動力装置(原子炉)の修理と、放射性廃棄物の原子力艦からの搬出は、禁止されている。

3、にも関わらず今年1月から、原子力空母ロナルド・レーガンの日本での初の原子炉修理作業が、米国から600人の修理工を招いて横須賀基地内で行われた。
 そして市民の放射能に対する不安が高まっている最中、大量の放射性廃棄物が、本日原子力空母外に搬出され、放射能が周辺に拡散される状況に置かれたこと、そして日本人従業員がコンテナ搬出作業に従事したことは、明らかに日米間の合意であるエード・メモワール違反であり、市民の不安を無視し、人口密集する横須賀基地周辺の市民と基地従業員を放射能汚染にさらす危険を常態化させるものである。

4、さらに原子力空母ロナルド・レーガンは、福島原発直後原発の東方海域でトモダチ作戦に従事して、重大な放射能被曝を受け、多数の乗組員が被曝して起こした裁判も未だ決着せず、相当程度艦が被曝しており、今回搬出された放射性廃棄物の中に、福島原発から放出された放射能によって汚染された物質も含まれているおそれも大きい。

5、この市民の安全を脅かす、危険で日米合意違反の原子力空母からの放射性廃棄物搬出作業につき、日米政府に断固抗議するとともに、市民の安全を守るべき横須賀市長に対し、日米合意の遵守を強く求めるよう、訴えるものである。
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posted by BlogMaster at 20:54| Comment(0) | 呉東正彦の提言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月02日

3月28日の原子力艦災害対策マニュアルの見直し検討作業委員会発表に対するコメント

原子力艦災害対策マニュアル見直し検討作業委員会で委員の試算として発表された避難を要するPAZも、防災重点範囲であるUPZも、避難範囲1キロ、屋内退避3キロという10年以上前の時代遅れの防災範囲の計算と全く同じものとなっており、明らかに不当な、米国への配慮を重視し、住民の安全を切り捨てた、政治的な、新たな安全神話を偽装しようとするものといわざるをえない。
 
 このままでは、原発でPAZも、UPZも拡大されたのに、原子力空母では従前どおりという結果が維持されて、万一の放射能事故の際首都圏3000万人の住民の安全は見殺しにされてしまうが、それは許しがたい誤魔化しであり、まさに竜頭蛇尾的なものとして、到底国民や自治体の納得が得られるものではない。
 
  私達は、原子力空母や原潜の停泊する横須賀基地周辺に住む住民を代表して、緊急に福島原発事故等で実際に発生した事故、そして原子力艦で明らかとなっているデータ等を踏まえて、また国民各層の意見を聴取して、別紙のような委員会試算の問題点を見直し、原子力艦についても最悪の事故を想定した、原発並のPAZ、UPZに拡大することを、強く求めるものである。
posted by BlogMaster at 20:21| Comment(0) | お知らせとお願い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする