2017年07月01日

トモダチ作戦被曝原子力空母レーガン水兵らの東電に対する米裁判所の損害賠償訴訟で6月22日米国控訴裁判所が米国裁判所での審理を認めた地裁命令を是認する決定を出す

1、米海軍横須賀基地に現在配備されている原子力空母レーガンは、2011年にトモダチ作戦に参加して、福島原発事故の風下で大量の放射能を浴び、4百人以上の乗組員が深刻な病気となって、すでに8名の死者が発生していて、米国裁判所で東電に損害賠償裁判をしています。昨年5月には小泉元首相が訪米し被害水兵と面会してマスコミが大きく取上げ、帰国後トモダチ作戦被害者支援基金を設立しました。

2、この裁判は東電が米国裁判所で審理すべきでないと主張しているのに対して、一昨年6月11日に、サンディエゴの米国南カリフォルニア連邦地方裁判所で、米国裁判所での審理を認める命令が出されました。
 しかしこれに対して東電がパサディナの連邦控訴裁判所に中間抗告をし、昨年2月に東京電力の理由書とともに、東電代理人を介して、日本政府の、日本で審理すべきという全く東電の主張と同じ内容の利害関係人陳述書が提出されました。

3 そしてこの争点での口頭弁論が、9月1日連邦控訴裁判所で開かれ、12月19日米国政府は、国務省、国防省、司法省の法務官の連名による、米国裁判所での審理を認めた地裁命令を支持するという利害関係人声明書を連邦控訴裁判所に提出しました。

4、これを受けて昨日6月22日、パサディナの米国第9巡回区連邦控訴裁判所は、米国裁判所での審理を認めた地裁命令を是認する別紙の決定を出しました。
 東電はこれに対して最高裁に上告申立をする可能性はありますが、上告申立しない、または最高裁が上告を許可しなければ、この点についての判断は確定し、いよいよ私たち日本人にとっても注目すべきこの裁判の実体審理が、サンディエゴの米国南カリフォルニア連邦地方裁判所が始まることとなります。
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